■ りんごセンター再建へ/青森市浪岡
青森市は8月23日に火災で焼失した浪岡地区に建設中のりんごセンターで、同規模で再建を目指す方針を固め、早ければ週明けから現建物を解体処分するとした。8日、臨時記者会見で明らかにした。
佐々木誠造市長は会見で、リンゴ産業の発展を目的に建設を進めているものであり「事業継続の方針は変わるものでない」として財源確保のため国、県と相談し、施工業者へは誠実な工事の履行を求め、負担については標準約款に基づき対応するとした。
当面の措置として、工事の期間を当初の平成20年9月30日までから、平成21年3月31日までに変更。工事再開に向けて施設の解体に着手する。解体作業は「来週早々から」とし、費用は処分を含めて1億4000万円を想定した。
解体や再建費用については、火災原因がまだ判明していないことや保険補てん分が未確定のため負担割合が決まっていないが、市も「応分の負担」が避けられない状況。完成時期についても現段階では「明示できない」とした。一般的に再建する施設の経費は、当初経費の27億円プラス物価上昇分と見られている。
市のりんごセンターはリンゴの長期安定供給と品質の均一化などを目指して、浪岡地区北中野の約2万平方bの敷地に20万箱貯蔵規模で計画された。CA貯蔵、自動ラック、さらに選果施設も併設する最新鋭の貯蔵施設になるはずだったが8月23日、完成を目前にして全焼した。
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